Neovim エディタ
Neovim は、1976 年に Bill Joy によって作られた vi エディタ の現代的な実装です。入力を行う挿入モード(Insert Mode)と操作を行うコマンドモード(Command Mode)が厳密に分離されたモーダルエディタであり、豊富なキーコマンドの一部を習得するだけでも圧倒的な編集スピードを得ることができます。ただし、相応の学習コストも存在します!
Vim スタイルの編集がまったく初めての方は、YouTube の ThePrimeagen による Vim As Your Editor シリーズ を視聴することをお勧めします。基礎から学ぶことができます。一般的なエディタよりも習熟に時間はかかりますが、一度身につければ得られる生産性の向上は計り知れません。
Neovim は無限とも言える高いカスタマイズ性を誇ります。ゼロから独自の設定を構築したい場合は、Typecraft のゼロから始める Neovim 構築講座 や ThePrimeagen の解説動画 が大いに役立ちます。
しかし、Omarchy には最初から最適化された Neovim 環境(omarchy-nvim パッケージ)がプリインストールされており、設定ファイルを 1 行も書くことなく最高水準の環境をすぐに利用できます。これは有名な Neovim プラグイン&設定ディストリビューションである LazyVim をベースに構築されています。
LazyVim の基本操作
この短い導入ですべての Vim 操作を解説することはできませんが、LazyVim の基本的な操作感と移動方法を紹介します。
まず、Neovim には「リーダーキー(Leader Key)」という概念があり、あらゆるコマンドへの入り口となります。LazyVim ではこれが Space(スペースキー)に設定されています。スペースキーを押して一瞬待つと、利用可能なコマンド一覧がインラインで表示されます。
私が日常的に使用している基本コマンドは以下の通りです:
Space Space- カレントディレクトリ内のファイルをファジー検索して開くSpace S G- ripgrep を使用してファイル内容をプレビュー付きで全文検索Space E- サイドバーのファイルツリーを表示/非表示Ctrl + W W- ファイルツリーとエディタ間でフォーカスを移動Shift + H- 開いている左のタブ(バッファ)に移動Shift + L- 開いている右のタブに移動Space B D- 現在のタブを閉じるSpace B O- 現在のタブ以外のすべてのタブを閉じるSpace G G- カレントディレクトリから浮動ウィンドウで LazyGit を起動Space U W- 自動折り返し(Soft Wrap)の切り替え
ファイルツリー内(Space E で表示、Ctrl + W W でフォーカス移動)では、a で新規ファイル作成、A で新規ディレクトリ作成ができます。ツリー内で ? を押すと、利用可能な全コマンドを確認できます。
Vim の基本的な構文を学びたい方は、私が書いた 3部構成の文法解説記事 をご覧ください。
利用可能なすべてのショートカットは LazyVim Keymaps ページ で確認できます。
Neovim の起動
Neovim は Super + Shift + N で起動できます(デフォルトエディタを起動するショートカットで、初期状態では Neovim が割り当てられています)。しかし通常は、作業したいディレクトリに移動してターミナルから n と入力するのが最も手軽です。n は nvim のエイリアスで、カレントディレクトリを自動的に開きます。単一ファイルを開く場合は n myfile.txt のように指定します。
管理者権限が必要なファイルの編集
スーパーユーザー権限が必要なシステムファイルを編集したい場合は、プラグイン設定を維持したまま Neovim で編集できる sudoedit /etc/sudoers.d/00-sudo-only-file を使用してください。