低スペック「ポテト PC」で動かす Omarchy:ThinkPad X220 実測と限界値
レガシーな旧型ハードウェアにおける Omarchy の軽量パフォーマンス検証:2011年製 ThinkPad X220(2GB RAM)でのベンチマーク、ブラウザ負荷時のメモリ消費、Hyprland チューニングのコツ。
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Omarchy は古いハードウェアを尊重する環境として開発されています。公式ページでも「古いハードウェアでも快適に動作する (Runs great on ancient hardware)」というメッセージが掲げられています。
公式の主張と実測データ
omarchy.org/potato では、最新スペックを要求せず古いマシンでも快適に動作すること、古い PC でも 5 分以内にインストールが完了することがアピールされています。
DHH 氏らによる ThinkPad X220 での検証データ:
| 項目 | 実測スペック・数値 |
|---|---|
| テスト機 | 2011 年製 Lenovo ThinkPad X220 |
| CPU | Intel Core i5-2520M (第2世代) |
| RAM | 2 GB DDR3 |
| アイドル時メモリ消費 | 約 890 MB(Hyprland + Quickshell + Foot ターミナル) |
| 高負荷時メモリ消費 | 約 1.3 GB(Chrome タブ + 1080p YouTube + OBS 録画) |
実用上「2GB RAM で動く」ということの意味
1. デスクトップの基本動作は非常に軽快
Wayland コンポジタ、Quickshell シェル、バックグラウンドデーモン、Foot ターミナルを含めたアイドル時のメモリ消費は 1GB 未満です。Quattro 4.0 では Foot ターミナルの標準採用やイベント駆動型シェルにより、CPU やメモリのオーバーヘッドが極限まで削減されています。
2. リッチなブラウザ作業には余裕が必要
アイドル時は ~890MB ですが、複数の Web アプリや動画ストリームを開くと ~1.3GB 以上に達します。ターミナル中心の作業(Neovim、Git、SSH)は極めて快適ですが、重い Web アプリのマルチタスクにはタブの節約が必要です。
低スペック環境向けチューニング
- ウィンドウの隙間を消す:
Super + Shift + Backspaceで隙間と枠線をオフにし、描画負荷を低減。 - トップバーを非表示にする:
Super + Shift + Spaceで全画面没入。 - アニメーションとブラーの調整:
~/.config/hypr/looknfeel.luaで GPU 負荷を抑制。 - SSD への換装: SATA SSD への交換が最も劇的なレスポンス向上をもたらします。